関連会社の影

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自動車の輸出販売業は今後も発展が期待されていますので、まだしばらくエスビーティーの成長は続くと思われます。ただ、三菱東京UFJ銀行とともにシンジケートローンを組んでいる会社の中には、エスビーティーを不安視する声も上がっています。それは、主にエスビーティーの関連企業に対するものです。

エスビーティーの代表者である柳田氏は、2015年の9月に「SBTキャピタル」という投資会社を設立しています。
この会社はジャスダック上場企業である「fonfun」や「ジェクシード」という会社の大株主になっているのですが、これらの企業は数億円単位で赤字が続いています。しかも、不正資金流出や有価証券報告書の虚偽記載が発覚したり、架空取引疑惑や訴訟問題など、とにかく黒い噂が絶えない企業でもあります。
本来であれば投資に慎重になる企業であるはずなのですが、SBTキャピタルは惜しげもなく投資を行っていますので、不信感が募っているようです。
さらに、エスビーティーの別の関連会社である「イー・ディフェンダーズ」という会社は、クレジットカードの不正利用の際に加盟店が行う返金を肩代わりするというサービスを始めたのですが、保証金の支払いが急増したことによって経営不振が心配されています。
このように、エスビーティーそのものは好調でも、関連企業の方で立ち行かなくなるのではないかという声が多くなっています。

もし今エスビーティーが倒れてしまった場合は、三菱東京UFJ銀行はもちろん、三菱東京UFJ銀行に巻き込まれた大手銀行、地銀、信金まで影響が及びます。言い換えれば、日本経済そのものに大きな影響がでてきますので、関係者から心配の声が上がっています。
三菱東京UFJ銀行が信用したということでシンジケートローンに加盟した地銀や信金からすると、エスビーティーは怪しすぎる企業だといえますので、慎重に出方を伺っているのが現状のようです。投資家や経済関係の仕事をしている方にとって、これからも目が離せない企業だといえるでしょう。